MEIHOH 8 アンケート結果
会誌MEIHO8の特集「21世紀」におきまして、皆様にアンケートを実施いたしました。 多くの回答が寄せられましたが、紙面の関係上、会誌には当方で取捨選択したものを載せています。
そこでここに自由記述の質問項目に寄せられました全回答を掲載します。
情報ネットワークの普及で,何が一番変わると思いますか?
- 個人対個人のネットワークが拡大する。
- 仕事の形態
- 社会基盤
- 生活・仕事のスタイル
- 法律
- 人と人との交流の機会
- 既会社勤務ではなく、SOHO等の勤務形態がますます進んでいくと思われる
- 仕事の形態(SOHOの拡大)
- ものの販売形態
- 生活スタイル
- インターネットで企業や家庭が購買したり、政府や自治体が住民サービスを便利にする為社会のしくみが変わる(直接サービスとか24時間サービスへの連携整備)
- 常時接続環境となるため、使い方がかわる。今はわざわざPCをISPにつなぐわずらわしさがあるがこれからは、多くの機器がNW化される。ユビキタスコンピューティングであるが、コンピュータがNWにつながっているというより、多様な機器がNW接続される。最近でもお湯ポットをNW接続する例がある。
- あらゆる面での変化の加速とその結果としての文化の均質化が起きると考える.
- 流通関連
- 個人の情報収集量
- 何かをするために特定の場所に行かなくてはならない必要が少なくなる。
- 人間同士のコミュニケーション方法
- 産業構造
- 情報の入手方法・表現方法
- 情報が公開されている社会が前提の文化。
- 現在のリアルなコミュニケーションで行われているもの全てに影響を及ぼすため何が一番変わるかの予測は難しい。
- 会社に行かなくても、好きな場所で仕事が出来る。
- 情報を適切に手に入れられる人とそうでない人の格差が今よりも大幅に拡大してしまう
- 生活スタイル(ネットで過ごす時間が増加)
- 人と人とのコミュニケーション手段
- 情報のバリアフリー化
- 家庭のライフスタイル
- コミュニケーションギャップの増大
- 会社組織運営の形態
- 移動体の情報化
- 深い思考、長期的な視点での判断が行えなくなり、過剰な情報による刹那的な判断が増える、のでは。
- 数ある情報を有効利用できる人とそうでない人との格差。
- 国の概念のないコミュニケーションのグローバル化
- 個人による情報発信が進み,人間のあり方が変わる.
- 製造業における日本的なピラミッド構造の産業形態
- 流通業界か?−>電子商取引(EC)に代表される電子流通革命
- 流通形態
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21世紀の情報工学教室卒業生により求められるものは何だと思われますか?
- 新しい技術に対する旺盛な好奇心
- 右脳的センス
- 創造力
- 将来に対する先見性
- 英語
- 新しいものを生み出す力とそれを世の中に広める力
- ITの基盤となる技術開発・研究
- プログラミング能力
- 新規ビジネスを創造する能力
- コンサル、プレゼン、ディベーティング、グローバル能力
- (純粋学問的な情報工学は成熟期に入り低成長。ビジネスとテクノロジーのギャップは縮まる。)
- 言語駆使能力(ソフトオブジェクトクラス・コンポーネントとクライアントXML及びネットワークDB)と企業活動システムへの理解力(サプライチェーンマネジメント、Eコマース等)
- IT技術があらゆる分野に普及しつつある今多様な分野で活躍して欲しい。工学分野以外にも目を向けるよう心がけて欲しい。マルチタレントでなければならない。
- 他分野に関する広く(浅い)知識.
- 変化をおそれない積極性.
- 起業チャレンジ(残念ながらこれまでのところ、当教室から誕生していない:認識不足か?)
- グローバルに考える力
- 英語力
- 社会性
- 周りの環境に流されず、自らの能力を向上させる意欲
- 情報技術の基本をしっかり押さえること、あとは自主性、自分をしっかり表現できるコミュニケーション能力(含む語学)があるとよいと思います。
- 20世紀の土木の学生に相当する情報社会基盤の整備と安全な運用能力。
- 応用分野を担当するものは金融・経済・産業・行政・法律などゼネラリストとしての幅広い知識、教養が求められる。もちろん英語力は必須。
- 知的情報処理
- 最新の技術動向を常に把握しておくこと
- 自然との調和
- 自分のアイディアの表現力.
- 真の高度情報社会構築に向けた研究
- 社会に貢献する情報技術に対する先見性
- プレゼンテーション能力
- 説得・交渉能力、対人折衝能力
- 企画力
- 基礎学力に裏付けられた表面的でない深い洞察力
- 論理的な思考力
- 技術だけに偏重することなく、物事を幅広く長期的な視点でみる力。そのためには専門分野以外のことにも広く関心をもつことが重要だと思います。
- 学者的専門者ばかりでなく、コンピュータユーザーにコンピュータを正しく解ってもらえるような幅広い知識、コミュニケーション力を持った人材。
- 情熱???
- 基本的には情報通信分野での研究・開発を進めていくこと.また,技術的な背景に基づいたビジネス・サービスを提案していくこと.
- 技術者倫理,社会への奉仕精神
- 社会との関わりを意識して欲しい/起業家精神を持った人がいてもよい。
- 環境保全、お客様(利用者)の視点
- 情報工学に対する基礎的な知識と、それを柔軟に応用する発想。
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今後より必要とされると思われる情報技術の応用分野は何だと思われますか?
- バイオ、Human Interface
- 大量の情報からの取捨選択
- ニューラルネットや人工知能などの分野
- インテリジェントなネットワーク
- 通信インフラの発達に伴うサービス(医療・福祉なども含む)
- 高速通信
- 家電製品
- 福祉分野
- 通信分野
- 脳/遺伝子/医療、環境、宇宙、社会学、経済学的
- 教育現場と情報ネットワークインフラ(情報家電・携帯端末も)及び人間能力拡大
- 福祉、環境
- バイオテクノロジー
- 医学
- Embeded system
- 人間との対話(感性情報処理、ヒューマンインターフェイスなど)
- 農業
- ネットワーク技術、セキュリティ、画像、インタフェースなど。徐々に分野ごとに必要な情報技術は分化していくのではないか。
- 新聞などのメディア、医療。
- セキュリティ
- 個人、家庭を対象とした分野
- 放送
- 福祉、介護
- 宇宙開発、医療分野
- 例えば,家の管理(室温,湿度,照明…)など.
- デジタルデバイドをなくすための応用研究
- 身近なユーザーインターフェース
- 偏在情報利用(ユービキタスコンピューティング)
- 移動体への応用
- セキュリティの確立
- 医療分野,自然保護分野
- 福祉分野
- 教育分野か?−>コンピュータが文房具となる/紙媒体の参考書や本はなくなる。
- セキュリティ、安全性、信頼性
- 制御系(自動車、航空機など)
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その他 21世紀に関するコメントをお書きください
- 戦争やごみ問題など、情報技術以外でも問題山積み
- 明るい21世紀を作るのは私たちの責任です
- ぼくらの時代
- 今世紀の情報技術の進歩は目覚しかった。21世紀には飽和し、純粋な学問的情報科学や目覚しいブレークスルーは下火になるだろう。その反面、あらゆる学問・ビジネスがITなしでは実践できなくなる。科学に理論的・実験的アプローチがあるのに加えて、情報工学的アプローチ(シミュレーション等)が対等な立場となり、理論+シミュレーション+実験という学問の形態がより鮮明となる。ここでは情報技術は単なるOAツールや電卓の息を超え、応用分野において、相対性理論に匹敵するような偉大な業績を残すだろう。
- 日本がITのみならず、多くの分野で国際的に存在感を示せるようになることを期待する。
- 情報工学は21世紀初頭にはかなり枯れて,材料力学のような安定した基礎としての役割を担うのではないか?
- 環境を守りつつ、前向きに発展
- 海外に目を向けましょう、何はともあれ英語です。
- 遠い未来のような気がした 21世紀も、意外に地味な生活になりそう。
- それほど暗くない、と思います。
- 24時間稼働ではなく、昼・夜の区別が必要な社会。
- うーん、とても大きなご質問でコメントに困りますがIT分野に関わるものとしてはITの発展が下記に役立てばよいと思っています。
- 人と人が殺し合う世紀は20世紀で終わりにしたい。
- 障害者の社会的自立を支援
- 子供たちに夢と希望を与える
- さらに発展しますが、日本国内の様々な格差拡大の問題だけでなく、世界各国の格差拡大が日本の政策に影響を与えます。
- 戦争のない平和な世紀になって欲しい
- サイバー戦争などが生じるかも…
- 少子化により日本の人口は減ってきているので,失敗のない教育というものが非常に重要になってきている.しかし,失敗を恐れた無難な教育というのが現状であり,今教育改革が求められている.
- 色々な夢が実現される明るい新世紀にしたい
- 足を運ばずとも、居ながらにして情報が取得できるというのはある意味で幻想。また、対面でのみ得られる情報があることも確か。いかにFace to Faceのコミュニケーションを促進するか、が、未来の有り方を決めると思う。
- 生活ばかりでなく,各個人の人間性も豊かな世の中になって欲しい
- 情報技術は(時間的・経済的に)効率の良い生活を実現する.それによって生じた(時間的・経済的な)余裕の使い道を探る時代となるべきであろう.
- 情報技術の進歩により,一部の人だけが恩恵を受け,社会的な格差が広がることがないように,また,まじめに働くことに対する美徳が失われないようにしたい.
- 技術の進歩が人間の心の豊かさをもたらすものであって欲しい。
- 21世紀を担う若い人たちの活躍に期待します。
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名報会に期待する行事(講演会など)はありますか?
- 交流会
- 関東・関西などでの地域イベント
- 定期的な研究室の公開と研究内容の説明
- 講演会などを数年に1度は開催し、会の注目度を高めたい。
- 教授による、講演会
- 名報会会員で大きな、影響のありそうな仕事をされた方の紹介記事を、毎年特集して頂きたい。
- 首都圏卒業生のために時折(3〜4年に一度)、東京で同窓会を兼ねた行事をお願いしたい。
- 会員で活躍している人の講演を行なえるといいのですが。
- 懇親会の開催
- 各研究室毎の最新取り組み研究内容の紹介・講演会
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会誌 MEIHOH に載せて欲しい記事はありますか?
- 卒業生の活躍状況など
- 先生方の今、研究されている内容をわかりやすく解説
- 現在の名大でのご活動内容など
- 応用技術の研究開発成果とLINUX等の基盤整備状況アピール
- とくになし。記事より、実際の活動が大切。実際の活動がもっとあれば、それを会誌あるいはWebで広報すればいい。
- 新技術の解説
- 修了生・卒業生の近況。
- MEIHOH自体をWebで読めるようにして欲しい。
- 情報工学とは無関係の道に進んだ方も取り上げた記事
- 先生が退官されるときの最終講義の誌上採録が読みたいです。
- 名報会会員で大きな、影響のありそうな仕事をされた方の紹介記事を、毎年特集して頂きたい。
- 大学、研究室、恩師の近況の他、今話題 のトピックスを卒業生に執筆してもらってはどうでしょう。
- 名古屋大学の動向
- 情報系教室の動向
- 会員の近況
- 活躍している方の紹介
- 各研究室毎の最新取り組み研究内容の紹介
- 情報科が今向っている学術的方向性、その内容を、具体的に、もっと載せて欲しい。
- 大学の研究室の近況
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その他,名報会に対するご意見をお書きください
- 会報を送って下さい!!
- がんばってください
- 名古屋地区だけでなく、首都圏居住者の交流を図れる場を用意していただきたい
- 企業とのコラボレーション
- より多くの会員諸氏の交流の場として、会の活動を盛り上げたい。
- ご苦労様です、頑張ってください。
- 会費を安くしてほしい。
- 卒業生や修了生の問題なのでしょうが、名簿の情報がとても古いものが多いので、もう少し精度を上げる手段はないものでしょうか。そうであれば、卒業生の皆様が活躍しているなという実感がわきます。
- WEBを充実して下さい。
- もっと興味を持てる会にならないでしょうか?
- 独自のホームページやメーリングリスト運営も計画願います。
- 中部地区以外の会員へのフォロー(講演会などがあっても参加できない)を期待します。
- 「情報工学」なので、会誌という紙の情報発信でなく、会員間の情報連絡、交換を行うサイトを立ち上げる等、名報会会員間の情報ネットを作って頂けたら良いと思います。
- 会誌などまだ見たことがないのでよく分かりません.
- ごくろうさまです.
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以上です。回答をお寄せ下さった皆様、ありがとうございました。
最終更新:
04/08/31 18:31