工学部・工学研究科シラバス

生体情報処理(2.0 単位)

講義番号375
科目区分専門科目
授業形態講義
対象履修コース 情報工学
開講時期1 3年後期
必修/選択 選択
担当教員 工藤 博章 准教授 

•本講座の目的およびねらい
本講義では,人間の優れた情報処理に対して,それを実現する脳の仕組みである,視覚,聴覚の神経回路の機構と感覚特性について学習する.
達成目標 1.生体情報処理に関する生理学・心理学的知見の基礎を理解し,その応用を説明できる.
達成目標 2.生理学・心理学的知見に基づいた工学的手法の基礎を理解し,その応用を説明できる.

•バックグラウンドとなる科目
線形代数学I,II,微分積分学I,II

•授業内容
・はじめに 歴史と意義
・脳 構造と機能
・脳 可塑性
・神経細胞と神経回路網 細胞の構造・モデル
・神経細胞と神経回路網 ヘッブ学習,回路網のモデル
・視覚系の構成 視覚系の構造,受容野
・視覚系の構成 階層性・分散処理
・視覚系の機能 明暗・色の知覚とその特性
・視覚系の機能 形・動きの知覚とその特性
・視覚系の機能 立体視
・聴覚系の構成 聴覚系の構造
・聴覚系の構成 特徴検出細胞
・聴覚系の機能 音の知覚特性
・聴覚系の機能 マスキング
・聴覚系の機能 音源定位,音声の生成と知覚

•教科書

•参考書
生体情報処理(大西 昇,昭晃堂)

•評価方法と基準
達成目標に対する評価の重みは同等である.
レポート(20%),試験(80%)で評価する.
総合的に,100点満点で60点以上を合格とする.
60点以上69点までをC,70点以上79点までをB,80点以上89点までをA,90点以上100点までをSとする.

•履修条件・注意事項

•質問への対応
担当教員連絡先:内線 3098 kudo@is.nagoya-u.ac.jp
時間外の質問は,講義終了後,あるいは電子メール等で日時相談後,受け付ける.

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