ソフトウェア設計法(2.0 単位) | ||
講義番号 | : | 774 |
科目区分 | : | 専門科目 |
授業形態 | : | 講義 |
対象履修コース | : | 情報工学 |
開講時期1 | : | 3年後期 |
必修/選択 | : | 必修 |
担当教員 | : | 森﨑 修司 准教授 |
本講座の目的およびねらい |
(目的とねらい) ソフトウェア設計は,プログラミング作業やリリース後の運用保守の効率化,プログラムの高品質化を目的とした開発作業の一つである.本講義では「こういうソフトウェアがほしい」という要求と最終的な成果物(ドキュメント/実行可能なプログラム)との差を段階的に整理する.次に,設計法のあるべき姿を理解しつつ具体的な設計法を通じて設計作業を学ぶ.代表的な設計法として,構造化設計手法,オブジェクト指向設計法を演習を通じて学ぶ.また,設計記法としてUML,設計の再利用技術としてデザインパターン,設計品質の評価技術としてレビューを学ぶ.本講義の内容をより明確に理解するために,日頃から身近なソフトウェアやシステムを例にとって設計および設計方法を自分なりに考えておいてもらいたい. (学習目標) - ソフトウェア設計の必要性,概念を理解し説明できる. - 代表的なソフトウェア設計法を理解し利用できる. - 設計記法,設計の再利用,設計の評価方法を理解し利用できる. - 開発対象や開発プロセスに適したソフトウェア設計作業を説明できる. |
バックグラウンドとなる科目 |
計算機プログラミング基礎及び演習 プログラミング及び演習 アルゴリズム及び演習 |
授業内容 |
1. ソフトウェア設計の必要性と前提 2. 要求・仕様と設計 3. プログラミング・運用と設計 4. 設計作業の識別 5. 設計と合意形成 6. 構造化分析・設計法 7. オブジェクト指向設計法とUML 8. 設計の再利用 9. 設計レビュー |
教科書 |
演習で身に着くソフトウェア設計入門 - 構造化分析設計法とUML(井上 克郎,NTS)ISBN:978-4-86043-118-1 |
参考書 |
・The Unified Modeling Language User Guide (G. Booch, J. Rumbaugh, and I. Jacobson, Addison-Wesley) ・Structured Analysis and System Specification(T. DeMarco, Prentice-Hall,邦訳:構造化分析とシステム仕様,トム デマルコ(著),高梨 智弘 (翻訳), 黒田 順一郎 (翻訳),日経BP) ・Java言語で学ぶデザインパターン入門(結城 浩,ソフトバンククリエイティブ) ・間違いだらけの設計レビュー(森崎 修司,日経BP) |
評価方法と基準 |
期末試験(50%),および,授業への参加態度(質問,発言)と宿題(50%)により評価する. 100~90点:S、89~80点:A、79~70点:B、69~60点:C、59点以下:F |
履修条件・注意事項 |
質問への対応 |
オフィスアワーは火曜日13:00~15:00とする. 質問は講義終了後,および,電子メールでも受付ける.講義終了後や事前にメールで時間調整することが望ましい. |