工学部・工学研究科シラバス

オペレーティングシステム及び演習(3.0 単位)

講義番号775
科目区分専門科目
授業形態講義及び演習
対象履修コース 情報工学
開講時期1 3年後期
必修/選択 必修
担当教員 高田 広章 教授  松原 豊 助教 

•本講座の目的およびねらい
本講義及び演習では,オペレーティングに関する基礎的な概念について学ぶ。講義を通じて,オペレーティングシステムの代表的な機能であるプロセス管理,メモリ管理,入出力管理,ファイル管理などについて,その機能と役割,実現方法について理解する。演習では,オープンソースのオペレーティングシステムを題材に,実際に動かしたり,ソースコードを読んだりしながら,講義で学んだ内容の理解を深める。また,オペレーティングシステムの機能を用いたプログラムを作成し,オペレーティングシステムを応用する力を身につける。
達成目標
1.オペレーティングシステムの役割と構成について理解し,説明できる。
2.オペレーティングシステムの代表的な機能とその実現方法について理解し,説明できる。
3.オペレーティングシステムの基本的な機能を実現するソースコードを読んで理解できる。
4.オペレーティングシステムの機能を用いたプログラムを作成できる。

•バックグラウンドとなる科目
プログラミング及び演習,計算機ハードウェア及び演習,アルゴリズム及び演習

•授業内容
1.オペレーティングシステムの役割
2.オペレーティングシステムのユーザインタフェースとプログラミングインタフェース
3.オペレーティングシステムの構成
4.入出力の制御
5.ファイル管理
6.プロセス管理
7.多重プロセス
8.メモリ管理と仮想記憶
9.ネットワークの制御
10.セキュリティと信頼性
11.オペレーティングシステムと性能
演習では,オペレーティングシステムのソースコードの理解と,各種のシステムコールを用いたプログラムの作成を行う。

•教科書
「IT Text オペレーティングシステム」,野口健一郎著,オーム社.

•参考書
「オペレーティングシステムの概念」,Abraham Silberschatz他著, 土居範久他翻訳,共立出版.
「はじめてのOSコードリーディング」,青柳隆宏著,技術評論社.

•評価方法と基準
期末試験70%,演習のレポート30%で評価し,100点満点で60点以上を合格とする。

•履修条件・注意事項

•質問への対応
講義時間内および講義終了時に対応する。
その他の場合は,以下に連絡すること。
担当教員連絡先
講義:高田広章 内線:5887,Email:hiro@ertl.jp
演習:松原豊 内線:3798,Email:yutaka@ertl.jp

[一覧画面へ]



SyllabusSystem Ver 1.19