UNIXの異なるプラットフォーム間において、高移植性のソフトウェアを実現するには 様々な問題がありプログラマを悩ませている。
autoconfとは各種システムにあわせてパッケージを設定(configure)するための shellスクリプトを自動生成するツールである。しかし、高移植性実現のための 具体的な対処にはプログラマの労力を伴う。
本研究ではautoconfの各種マクロ情報を基に、ソースより移植の弊害と成り得る部分を 抽出するツールを設計、開発する。また、高移植性が備わっていると思われる ソフトウェアより抽出した情報を基に、それらの部分に対して有効な解決策を示す事 により プログラマの労力の軽減、並びに移植支援を行う。