一般に、ソフトウェアの仕様が変更になれば、プログラムも変更する必要があ る。仕様の変更に伴うプログラムの変更は通常人の手で行われることになり無 駄な手間を必要とする。 そこで、その変更の手間を少しでも軽減するためにその支援を行う方法を考察 する。そのために代数的仕様とプログラムとの対応取得の手法、対応を利用した変更の 支援の方法をＣプログラムを例にとって実際に行うことにし、またその変更を半自 動化させ人の手を支援するための手法も同時に考察した。 具体的には、対応取得の方法として代数的仕様に現れる関数一つ一つ に対して、Ｃプログラムにおいての宣言とその他の出現をまとめて保存し、変 更を行う際にはその対応を参照して、変更するべきＣプログラムでの箇所を表示する。