ネットワークの普及に伴い、 分散知識ベースにおける 知識整合性維持システムが 必要となっている。 これまでに単一の知識ベースにおける 知識整合性維持システムの1つとして、 TMS(Truth Maintenance System)が 知られており、 また、TMSを拡張した DTMS (Distributed Truth Maintenance System)の 枠組が提案され、 マルチエージェント系における 知識の整合性を定義している。
本研究は、各エージェントに対する 局所的な無矛盾性と整礎性、 及びエージェントによって共有される 知識に対する大域的な 無矛盾性と整礎性を維持する 手続きを提案する。 また、提案する手続きをLispを用いて実現した。