氏名: 平 重喜 (l0461642)

論文題目: 乗算型除算アルゴリズムの組合せ回路実現に関する考察


論文概要

乗算型除算法の組合せ回路実現について考察する。 減算シフト型除算法を組合せ回路で実現した配列型除算法は、回路の段数は、演算数のビット長をnとして、nに比例する。一方乗算型除算法を組合せ回路で実現すると、漸近的に回路の段数は(log_n)^2に比例することが知られているが、ハードウェア量は膨大になると予想される。 本論文では乗算型除算法の一つであるNewton法を組合せ回路で実現した場合の回路の段数やハードウェア量の評価を行なう。途中の繰り返し乗算の計算のビット数を必要最小限にし、また冗長Boothの方法と呼ばれる手法を適用すること等により、回路の段数、ハードウェア量を少なくする。
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