氏名: インドラ マレラ (l0461672)
論文題目: 大規模連立一次方程式における反復解法
論文概要
大規模で疎な連立一次方程式において共役勾配法系統の
反復法が応用分野でもっともよく使われている。それは
計算時間や収束性が優れているからである。その代表的
な解法であるCG法やBi-CG法では、反復の残差ベクトル
がランチョス多項式と初期残差ベクトルの積から生成さ
れる。非対称問題用の反復解法の研究の結果、積型反復
法という一般的方法が定義された。ここで、ランチョス
多項式の他に、さらに残差の収束を加速して、かつ安定
にするため、新しい加速多項式を導入された。そこで、
ランチョス多項式を利用せず、その加速多項式だけを用
いて、初期残差をはかる算法を提案し、その収束特性を
調べることにした。
目次に戻る