氏名: 日高 隆博 (08933356-0)

論文題目: 並列計算機のためのスケジューリング・アルゴリズム解析シミュレータの開発


論文概要

並列計算機を有効に機能させるためには、 タスクの空間的な実行制御であるタスク割当てアルゴリズムと プロセッサ内でのタスクの時間的な実行制御であるスケジューリング・ アルゴリズムの開発が重要である。 しかし、並列計算機上で、それらのアルゴリズムを直接実装し、解析するのは 困難であるため、シミュレーションによる解析が有効である。

本研究では、このような用途に利用できるシミュレータ SPARC を設計・開発した。 SPARC は、C++ で実装されているので、派生クラスを記述することによって タスク割当て/スケジューリング・アルゴリズム設計者は 設計中のアルゴリズムを実装し、種々のハードウェア環境やタスクセットに対しての そのアルゴリズムの動作を解析し、他のアルゴリズムと比較することができる。


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