氏名: 塩沢 範之 (089433300)

論文題目: 数式を媒介としたマンマシンインターフェースの開発


論文概要

数式は人間にとって可読性の高い表記法である。 しかし、数式の記号の配置情報だけをデータ化した場合、計算機による意味解 釈は非常に困難である。 一方、数式は意味構造を持っている。 意味構造は、積分、総和などの意味を持つ基本構造により再帰的に構成され、 それ自体が計算木の表現となっている。 ゆえに、意味構造も一緒にデータ化すれば、計算機にとって意味解釈は容易に 行える。 本論文では、その両方を同時に入力しデータ化するシステムを提案する。 これにより、人間にも計算機にも親和性の高いインターフェースを提供できる。 入力方法はテンプレート方式とし、数式の基本構造をテンプレートで提供し、 基本構造の意味(例えば正弦関数)と記号の配置情報(sin(...))を対応させ、 データとして取り込む。
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