氏名: 太田 篤史 (089530306)

論文題目: 3 次元 CG におけるカメラワークの自動生成に関する研究


論文概要

本研究では 3 次元 CG における面白いカメラワークを生成する手法を提案する。 3 次元 CG ではカメラワークは生成される画像の面白さを決定する重要な要素となる。 そこで、カメラワークを複数生成し、 それらを評価する過程を通して人に興味を湧かせるカメラワークを 生成するシステムを提案する。 具体的には物体の位置、価値、境界領域、カメラパラメータなどを与えると 時系列にそったカメラの位置、姿勢を自動生成する。

生成は姿勢生成法、移動経路、移動時間の順に次のように行う。 入力情報から姿勢生成法を複数個生成する。 演出家と呼ばれる 1 つのポリシーに基づき経路に姿勢生成法を付加した カメラワークの提案および評価を行うものを定義し、各演出家からの提案を 全演出家が評価し、最もよい評価を得たカメラワークを 最終的なカメラワークと決定する。 位置関係などから移動時間を決める。

本手法を適用した結果、ある程度の有効性が確認された。


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